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第19回:日本の好景気は続かない。ではどうすればいいのか?

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【成熟社会では、「成り行き経営」から「志を軸にした戦略経営」への脱皮が唯一の生き残り策】

中国の株安のニュースはお聞きになったかと思います。信用取引で商いが膨らむのは良いのですが、下落の局面になるとそれを加速させてしまいます。個人投資家を中心に大きな含み損を抱えるのは、深刻な状況になりかねません。

我々の最大の関心事は、中国の株安がどう日本に影響するかと言うことでしょう。昨日(7月8日)は日経平均が638円下落しました。今日も午前の終値で135円安になりました。

投資家にとっては、株価の推移が関心の対象になると思いますが、広く一般に影響するのは、中国の景気の悪化と円高に推移することで、輸出企業の売上が縮小すること、中国からの観光客の爆買いが停滞し、観光産業や小売業に影響する可能性があることです。

企業の経営は、環境に対応することそのものですから、こういった情報を掴み迅速に対応することは必須です。

しかし、何か起きてから対処療法的に手をうつのでは、多くの場合、遅すぎます。慌てても時すでに遅しとなりかねません。

過去、日本には、高度成長期がありました。この時は、対処療法的な経営の仕方をしていても、問題にはなりませんでした。いわば、上りのエスカレーターに乗っているようなものですから、特段の自助努力をしなくても、成長することができたからです。

特段の自助努力をせず、景気や業界の成長に依存する経営を「成り行き経営」と言います。成り行き任せの経営と言うことです。アベノミクス以降の表面的な好景気ムードに流され、「成り行き経営」をすると、中国の株安のような状況が起こると大慌てし、不安に苛まれることになります。

あなたの会社が輸出企業だとしましょう。円安と言う追い風の成り行きに任せて、売上を伸ばすことができても、一旦、円高になると一気に売上を落として危機的な状況になりかねません。

自助努力によって、自社を成長させる経営を「戦略経営」と呼びます。対処療法的な戦術ではなく、環境を分析し、明確な戦略を持って競合と戦っていく経営です。成り行きではなく、戦略的に経営をするスタイルです。

現在、株価やGDPなどの数字を聞くと、景気が良いかのように思えますが、それは長くは続きません。なぜなら、少子高齢化は、全く改善されていないからです。現役世代の減少は、そのまま国力の低下、あらゆる業界の市場の縮小を意味します。

その流れの成り行きに経営を任せてしまったら、売上の低下は避けられません。最終的には、業界から淘汰されてしまう可能性があります。

少子高齢化が止まらない限り、残念ながら、長期的には、この国は不景気にならざるを得ないのです。ですから、1日も早く、「成り行き経営」から「戦略経営」に脱皮する必要があります。縮小する市場の中で、競合に勝利し、成長するためには、他社と同じことをしているわけにはいかないのです。

優れた戦略を策定するだけでは不十分です。その戦略を実行するのは「人」ですから、そのマネジメントとリーダーシップが今まで以上に重要度を増します。

リーダーシップの根底には、本物の「想い」や「志」が必ず必要です。つまり、「志を軸にした戦略経営」こそが、これからの日本で勝ち抜いていく唯一の経営スタイルと言うことができます。

似通った商品やサービス市場に溢れている今、社員が活きいきと働くことで戦略の実施が進み、お客様をおもてなしすることが可能になります。成熟社会での差別化のポイントは、ここにあります

あなたには、本物の「想い」や「志」はありますか?それが社内の隅々まで浸透していますか?

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