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第33回:コンプライアンスだけでは不祥事は防げない

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【不祥事のない企業作りはコンプライアンスと企業文化と志から】

最近、再び企業の不祥事などがニュースになっています。最近目につくものだけでも、フォルクスワーゲン、旭化成建材、東洋ゴム、東芝、マクドナルド・・・

これらの不祥事は、対岸の火事ですむ話ならよいのですが、自社にもその目が芽生えていないか常にチェックし、身を正す必要があります。

これらの不祥事が起きてしまう理由は、
1,企業トップの過度の利益追求体質
2,上司からのプレッシャー
3,会社のためであり、会社からの命令であると言うことによる罪の意識の低さ
と言ったものが挙げられます。

特に罪の意識の低さと言う点は、日本特有の村社会文化が背景にあることは否めません。労働を個人と会社の契約によって提供するものと考えるアメリカとは異なり、日本では、会社に就職することは、価値感やプライベートを含めて、全人格的にその会社の一員となること、つまり会社と言う村の村人となることを意味する文化が存在します。それは数千年続く稲作文化の日本ならではのものです。

現在ではかなり変わってきているとはいえ、アメリカなどと比較すると未だにその文化が濃く残っていることが分かります。

その場合、上司の命令が例えば違法だと分かっていても、村の掟が優先されてしまいます。命令に背けば村八分になってしまうことを恐れるからであり、自分だけでなく村全体がやっていることだと安心してしまうのです。

いわゆる「コンプライアンス(企業統治)」と言うことばがもてはやされた時期もありましたが、それでも不祥事は起き続けています。それだけでは防ぎきれないのが不祥事です。

ここで、企業が成功するための原点に返ってみましょう。成功の要因を大別すると以下の3つに分ける事ができます。この3要因は、不祥事の起こらない会社作りのポイントでもあります。

1,仕組み
不祥事を起こしづらい仕組みづくりが必要です。いわゆるコンプライアンスのことです。法令遵守、社内規定、マニュアル、倫理などを整備し遵守させる仕組み作りのことです。

2.企業文化・体質
しかし、冒頭でも述べたように、仕組みだけでは十分ではありません。企業倫理が会社の隅々にまで浸透していることが重要です。良い成績を上げるためや、個人的利益のための不祥事を起こさせない価値感の醸成とその浸透が重要です。

3,経営者の志・想い
その企業文化や体質の基盤となるものが経営者の志や想いです。事業を通じて達成したい大義名分が志です。経済的利益ばかりを追い求めると不祥事が起きる温床となります。経営者の偽りのない志が存在することがポイントです。

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