龍池の視点画像

第36回:中堅・中小企業が生き残るための戦略定石②

frame118 のコピーA-020

【市場地位によって異なる戦略定石】

前回、中堅・中小企業のとるべき戦略の定石は、「差別化集中戦略」であると言うことをお伝えしました。

今日は、さらに具体的な定石をいくつかご紹介します。「定石」とは、「必勝パターン」ないし「王道」と言い換えることができます。

戦略の策定と言っても、あまりに漠然としていて、一から細かく分析を積み上げることを考えると気が遠くなる思いをする方もおられるかもしれません。

その前に幾つかの定石を知っていれば、最初から戦略の基本的な方向性が明らかになるので、戦略策定の失敗や、無駄な時間を費やすことを抑えることができます

1位企業の戦略定石

総需要拡大戦略
新規ユーザーの開拓、用途開発、使用料増加、周辺市場拡大などによる、総需要の拡大を狙う。
同質化戦略
2位以下と同質の戦略をとり、効果を減殺する。
規模の戦略
正面から規模を拡大することで、2位以下を抑えこむ。コストの低減にも繋がるので、価格競争力も強くなる。

2位企業の戦略定石

1位の真似をしない
これは特に重要な定石です。つい自社が1位企業より規模やシェアなどが劣っていることを認めたくなかったり、1位企業に対するライバル心が強いと、1位の真似をしてしまうことが見受けられます。1位企業は、そのシェアのみならず、経営資源が勝っていることが多いので、同じ土俵で真正面からぶつかるのは、得策ではありません。いかに競争を減らし、効果的に戦わずして勝つ方法を考えます。
3位以下を叩く
1位の牙城を崩すことよりも、自社より市場地位の低い3位以下の企業を叩き、そのシェアを獲得していきます。
一点集中
1位企業のように、あらゆる市場や製品ラインナップで戦うのではなく、絞り込んだ市場や商品・サービスに集中し、その中で圧倒的な地位の確保を目指します。

一口に戦略と言っても、自社の市場地位によってとるべき戦略は異なります。冷静に外部環境の変化や自社の市場地位を把握し、定石をヒントに戦略を策定していくことをお薦めします。

定石は、必勝パターンです。囲碁や将棋の定石と同じことです。ただ、いつも定石通りに動くと相手に悟られてしまって、裏をかかれることもあり得ます。その時はあえて、その定石を選択しないと言うこともあり得ますが、それは定石を知った上での高等テクニックということができます。

記事一覧はコチラ

Hersメソッドを活用して、「増収増益の自動化」を実現したい方へ トップページへ戻るHERSメソッドを見るセミナー情報を見るお客様の声を見る龍池の視点を見る会社概要を見る
1 / 11
サブコンテンツ

ページの先頭へ戻る