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第41回:21世紀型の中堅企業の戦略とは?

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【中堅企業こそ「人」をコアにした戦略が不可欠】

企業規模によってそれぞれが抱える経営課題が異なることは、経営者であれば肌感覚で分かると思いますが、具体的に例示すると以下のようになります。

◯中小・零細企業
売上の確保・拡大が最優先。さらに売上以外の経営資源の拡大。

◯中堅企業
少数精鋭で、スピード、全社員の一体感、顧客との親密度など、中堅企業ならではの強みを活かしきること。

◯大企業
大きな組織を効果的に動かす戦略と実行の仕組みづくり。

この「龍池の視点」をお読みの皆さんは、中堅企業の経営者の皆様ですから、ここをもう少し詳しく掘り下げてみましょう。

中堅企業の中には、経営戦略がなく、戦術に振り回されているケースが散見されます。それは、中小企業時代の経営課題や癖を引きずっているからに他なりません。中堅企業であっても、売上拡大が重要な課題であることは間違いありませんが、中小・零細企業のように、目先のテクニックで売上増大を図るといつまでたっても組織や会社の質が向上し、成長することはありません。

人口減少・少子高齢化の日本で中堅企業が生き残る道は、その強みを認識し、磨ききること以外にありません。

少数精鋭で、決断と行動の速さ、全社員一丸となっての行動が中堅企業の強みです。

そのためには、事前にどんな「商品やサービス」をどの「市場」に向けて売っていくのか、どのポジションであれば最も競争を最小限に抑えて、効果的に売上をあげられるのかを決定することが必要です。これこそが戦略そのものです。戦略がないと、目の前の事象に振り回され、決断に時間がかかり、決断の効果も限定的で長続きしません

戦略策定は、競合他社に場当たり的に対応することではなく、その事業を分析し、本質的におさえるべきポイントを明らかにし、具体的な打ち手を決定することです。

20世紀の戦略は、アメリカで生まれました。最初は、いかに成長分野を選択するかと言う外部環境を中心とした考え方でした。その後、いかに自社に競争力をもたせるかと言う内部環境に視点が移ってきました。

今でも、この考え方が主流になっていますが、成長市場であることが前提に解説されているケースが多く、現在の日本の実情にそぐわない場合が少なくありません。

これからの日本は、人口減少に伴って、ほとんどの市場が縮小する時代に入りました。この中で、従来の成長市場を前提とした成長戦略はほとんど意味をなくなりつつあります

無理に増収を目指すと、減益・社員の疲弊・悪評を招き、その後に大失速するリスクが大きいと言えます。

社員一丸となるためには、社員一人ひとりの仕事・人生の充実を基盤とした幸せの実現と会社の目指す志・理念・ビジョンが一体となる必要があります。社員の幸せなくして、顧客を幸せにすることは不可能だからです。

単純に競合を蹴散らし、ひたすら売上の拡大を目指すのではなく、社員の幸福を通じて、より顧客を幸せにする「商品やサービス」を提供し、より高い価値による高利益を追求することこそ、21世紀型の中堅企業の戦略と言えます。

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