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「効率化」「コスト削減」はどこまでやればよいのか?

経済活動体としての企業の目的の一つは、利益を生み出すことですから、利益を増やすために、売上を伸ばすか、コストを削減するかのいずれか、または両方を常に検討することになります。

日本の製造業は、コスト削減や効率化を徹底的に進めています。それをどの程度進めるべきかは、業種や対象とするターゲット市場、選択する戦略などによって異なります。

一般に安価な商品を大量に生産する大企業は、大きな成熟した市場がターゲットですから、効率化やコスト削減は、価格競争力を生み出す源泉になるので特に重要です。

しかし、同じ製造業であっても、高付加価値の商品を少量生産し、ニッチマーケットをターゲットととする高級品やブランドビジネスでは、効率化やコスト削減は、より慎重に行う必要があります。なぜなら、社員が感じる高級感や余裕も顧客に提供する価値を創造する源泉になるからです。

コスト削減は、そこで働く社員のモチベーションを低下させることによる損失とのバランスを吟味する必要があると言うことです。機械でもできるような業務は機会に置き換えたり、外部にアウトソーシングする、業務の無駄を省くことも有効ですが、一方でモチベーションの維持向上には、気を配る必要があります。

逆に言えば、モチベーションを維持向上させることが可能であれば、効率化やコスト削減は積極的に進めても構わないでしょう。

戦略的な違いという意味では、業務の効率化を進めると、顧客1人あたりにかける時間が減るなど、顧客満足度が下がるリスクも伴います。人によるおもてなしや丁寧な対応が戦略的に重要な価値を提供する手段と位置づけられるのであれば、むやみに効率化を進めることは失敗に繋がるでしょう。

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